金券ショップではチケットをはじめとするさまざまな商品を扱っていますが、iTunesカードは店頭に見あたりません。
品切れなどでたまたま置いていないのではなく、金券ショップで扱うことのできない理由があります。
その代表的な理由は、カードが使用済みなのか未使用なのかの判断がつきにくいというものです。
ほかにも、iTunesカードを店頭で扱っていない裏事情についてご説明していきます。

・未使用なのか判断がつかない

iTunesカードを買い取る際に必要になるのが、16桁のPINコードです。
PINコードを登録できるのは未使用の状態のものであり、アカウント登録をすると無効になってしまいます。
アカウント登録されているかどうかというのはネット上で行われるため、金券ショップの店頭では判断することができないため注意が必要です。
アカウント済みのものを購入すれば店側が損をしてしまうという理由もありますが、使用できないものをお客様に販売したとあっては店の信用に関わります。
カードが未使用なのか判断がつかないから、店頭買い取りを避けているというショップ側の事情も存在します。

・コンビニのレジにPOSAシステムを導入

POSAシステムというのは、コンビニのレジで購入された後にギフトカードを使えるようにする仕組みです。
コンビニの店内に無造作に置かれているギフトカードが盗まれないのは、POSAシステムのおかげです。
ただし、未使用の新品に見えるギフトカードだったとしても、POSAシステムを通したものかどうか金券ショップには判断がつきません。
ちょっと見ただけでは盗まれたギフトカードかどうかがわからないために買い取りができないのです。

・コードタイプのカードは売りにくい

iTunesカードには、カードタイプのものとコードタイプのものがあります。
カードタイプのものは店頭に並べることができますが、コードタイプのものはコードを入力すればいいだけなので、店頭では販売しにくい商品ということになります。
店頭のショーケースに並べることのできるもの以外は管理しにくいこともあり、扱っていないと思ったほうがよいでしょう。

・買取している店舗の存在

数は少ないものの、iTunesカードを買い取りしている店舗があります。
たしかにアカウントを登録をすればカードを使えなくなりますけど、店をだまそうとするような悪質な利用者でない限り、使用済みのものを持ち込むようなことはないでしょう。
金券ショップでは利用客の身分証明などを行っていますから、だまされる確率は低いはずです。
買い取ってもらえる店舗もありますから持ち込む前に電話するなどして、買い取りしているかどうかを問い合わせてみましょう。

・換金する際に必要なもの

iTunesカードを買い取ってくれる店があったとしても、購入時のレシートが必要になります。
お誕生日のプレゼントなどのギフトで受け取った場合、レシートのようなものは用意できないでしょう。
また、買い取りを申し込む際に運転免許証や保険証などによる身分証明が必要になります。
万が一盗まれたものやアカウント登録済みのものが持ち込まれた場合に、被害を届けることができるように店では予防策を練っています。

・シンプルな理由だからこそ

iTunesカードを金券ショップで換金できない理由ですが、未使用なのか判断がつかないというシンプルな理由です。
ネットでアカウントに登録されれば使えなくなってしまうため、お客様に販売した後にトラブルを起こすリスクを取りたくないのです。
多くの金券ショップで買い取りを断られてしまうiTunesカードですが、買い取ってくれるところもあります。
換金できない理由さえクリアになれば、買い取ってもらえるということでしょう。

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